車のサビ落としはもう待てない。冬前に見直したい愛車ケアの基本

こんにちは、サビプロ北海道です。

気温がぐっと下がり始め、北海道にも本格的な秋がやってきました。紅葉が進み、そろそろ冬タイヤへの交換を意識しはじめる方もいらっしゃるのではないでしょうか？

そんな今、見過ごされがちだけれど非常に重要なのが車のサビ落としです。実は秋の終わりから冬のはじめにかけて、車のサビが急激に進行するタイミングでもあります。特に北海道のような雪国では、冬道の融雪剤（塩化カルシウム）がサビの大敵。今のうちに適切な対策を講じておくことが、愛車の寿命や価値を左右する大きなポイントになります。

今回は、車のサビ落としについて「自分でできるかどうか」「どんな道具が必要か」「プロに頼るべき判断基準」などを分かりやすく解説します。

なぜ秋にサビ落としをすべきなのか？

サビは、一度発生すると自然に止まることはありません。特に夏の湿気や雨によって進行したサビが、秋になっても放置されていると、冬の融雪剤と重なってさらに悪化してしまいます。これが車検に通らない、異音がする、部品交換になるといったトラブルにつながってしまうのです。

10月は、冬本番に入る前に愛車の状態を見直す最後のタイミング。気温も施工に適しており、塗料や防錆剤がしっかり定着しやすい時期でもあります。

自分でできるサビ落としの基本

軽度なサビであれば、自分で処理することも可能です。たとえば、ボディ表面に小さくポツンとできた赤茶色の点サビや、ドアのふちなどにできた浅いサビなら、DIYで対処できます。

最低限そろえておきたい道具としては、以下のようなものがあります。

・耐水サンドペーパー（#400〜#1000）

・ラストリムーバー（サビ除去剤）

・タッチアップペンやプライマー

・コンパウンドやクロス類

作業の流れとしては、「洗浄 → サビの研磨 → 除去剤の塗布 → 下地処理 → 塗装 → 磨き仕上げ」といった順で進めるのが一般的です。軽度なものであれば、1〜2時間ほどの作業で済む場合もあります。

ただし、見えている範囲だけの処理ではサビの根が残ってしまうことがあり、再発のリスクは常にあるということは覚えておいてください。

プロに任せるべき「危険なサビ」の見分け方

サビが進行してしまっている場合は、DIYでは対応しきれません。例えば、マフラーに穴が開いていたり、下回りのフレームにボコボコとした腐食が見られる場合、すでに内部までサビが進行している可能性があります。

こうしたケースでは、自分で無理に削ってしまうとかえって鉄板を薄くしてしまったり、見た目を悪化させてしまうこともあります。特に以下のような症状がある場合は、できるだけ早くプロの点検を受けることをおすすめします。

・指で押すと柔らかい・へこむような感触がある

・サビが複数箇所に広がっている

・過去にDIYで直した箇所が再度サビている

・車検で「下回り腐食あり」と指摘された

サビは“深さ”よりも“進行スピード”が問題です。一見浅く見えても、構造的に重要なパーツに広がっていると、安全性に関わる深刻なトラブルになることもあるのです。

サビプロ北海道のサビ落とし施工内容

当店では、表面だけでなく内部まで進行したサビに対応するための専門的な機材と技術を整えています。サビの程度に応じて、最適な処置を組み合わせながら対応しています。

①サンドブラスト処理

　細かい研磨材を高圧で吹きつけて、目に見えない深部のサビまでしっかり落とします。

②溶接による修復

　腐食によって穴が空いてしまった箇所も、鉄板の再構築で強度と安全性を回復。

③防錆コーティング

　Tectyl（テクチル）やノックスドールといった高品質な防錆剤を用いて、再発を防止します。

これらを組み合わせることで、ただの「サビ落とし」ではなく、長期的に車を守る施工が可能になります。

中古車購入・売却時にもサビチェックは重要

サビの進行は、車の価値にも大きな影響を与えます。中古車の下取り査定でサビが原因で大きく減額されるケースも少なくありません。

サビプロ北海道では、中古車販売（オーダー形式）も行っており、下回りのサビ状態を重視した車両選びのサポートも実施中です。また、今後は「サビプロ認定車」として、サビに強い中古車を選べる仕組みづくりにも取り組んでいます。

まとめ｜冬前の10月は、サビ落としのラストチャンス

北海道の冬は、車にとって「サビとの戦い」の季節です。だからこそ、冬本番を迎える前の今の時期にこそ、進行中のサビをリセットし、防錆処理を行っておくことがとても大切です。

サビプロ北海道では、お客様の車の状態を丁寧に確認し、必要な部分だけを最適な方法で処理いたします。自分での対処が難しいと感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。

「サビのない冬支度」、一緒に始めてみませんか？